鉛筆画は単なるグレースケールではないことに注意して・・・
 左は基本的な色相を9つまでに減らして
 (赤、だいだい、黄、黄緑、緑、青緑、青、紫、赤紫)
 グレースケールに変換したものです。
 下段の青、紫、赤紫は、ほとんど同じように見えると思います。
 鉛筆画は色相や彩度を省いて明度だけで描くわけですから
 モノクロになったときの明度差を頭の中でコントロールしながら
 進めていく必要があります。
 続いてカモの写真を単純にグレースケールに変換しましたが
 頭の部分の緑色と茶色の区別がつかなくなってしまいました。
 そして全体的にメリハリがなく印象が弱くなっています。
 これはコントラストが弱いために立体感が不足しているのも
 原因のひとつです。
 上記のことに注意しながら描いてみました。
 胸の羽毛の部分のコントラストを強めて
 頭の色も区別できるように、やや明度に変化をつけただけで
 ずいぶんと違った印象になりました。

 このように写真を参考にする場合
 実際の色彩を見ながら頭の中でモノクロに変換し
 単色だけを見るのではなく、周囲の色とのバランスを考えながら
 描き進めていくと良いと思います。